KEY QUOTEこの記事の主となる言葉
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。
この言葉を読み解く
扱いにくいという悪口ではなく、私欲で誘導できない人物でなければ大きな仕事を任せられないと続く一節です。
『西郷南洲遺訓』に置かれた言葉
『西郷南洲遺訓』は、西郷隆盛の談話を庄内藩の人々が記録し刊行したものです。本人の自筆著作ではないため、編者を介した語録である点を踏まえて読みます。
扱いにくいという悪口ではなく、私欲で誘導できない人物でなければ大きな仕事を任せられないと続く一節です。
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。」をどう読むか
この一節が向ける視線は、私益で動かせない人を大事にすることです。短い言葉だけを万能な教訓にせず、西郷隆盛が直面した時代と、文章の相手を含めて読む必要があります。
ここで問われているのは、気持ちの強さだけではありません。考え方を、判断、制度、習慣のどこへ移すかまで含めて初めて、この言葉は現在の選択に届きます。
今日の選択へ移す
私益で動かせない人を大事にする場面を一つ思い浮かべ、いま確かめられる事実と、自分が引き受ける行動を分けて書きます。大きな決意より、次の一回で変えられる手順を決めるほうが、名言を生活へ戻せます。
READING NOTES
この言葉から持ち帰れること
- 扱いにくいという悪口ではなく、私欲で誘導できない人物でなければ大きな仕事を任せられないと続く一節です。
- 私益で動かせない人を大事にするという焦点から読む。
- 『西郷南洲遺訓』の公開原文へ戻り、引用の前後も確かめる。
出典を確認する
青空文庫で公開されている『西郷南洲遺訓』を参照しました。後人による聞き書きであるため、西郷本人の逐語記録とは扱っていません。
一次資料で原文を読むRELATED FINDS
この言葉から広がる8つの関連商品
上ほど作品に近く、下ほどテーマや読書時間へ広がります。ドンピシャの原典から、少しかすっている読書小物まで選びました。
ど真ん中原典『西郷南洲遺訓』を読むこの名言が置かれた前後まで確かめられる、最も直接的な一冊です。Amazonで探す(広告) かなり近い現代語訳・注釈版から探す言葉遣いや時代背景が難しいときに、注釈を手掛かりに『西郷南洲遺訓』を読み進められます。Amazonで探す(広告) 別の入口朗読・オーディオ版で聴く文字とは違う間や響きから、この一節と『西郷南洲遺訓』の空気に触れる選択です。Amazonで探す(広告) 作家つながり西郷隆盛の作品集へ広げる一作品だけでなく、別の時期や題材にも共通する西郷隆盛の視線をたどれます。Amazonで探す(広告) 人物を知る西郷隆盛の評伝・入門書生涯、時代、人間関係を知り、作品の言葉が生まれた背景を一段深く読みます。Amazonで探す(広告) テーマつながり「私益で動かせない人を大事にする」日に読む本「私益で動かせない人を大事にする」という今の関心から、文学以外の本へ読み道を広げます。Amazonで探す(広告) 文豪グッズ西郷隆盛を感じる読書小物しおりやブックカバーなど、作家や文学をモチーフにした周辺商品まで探します。Amazonで探す(広告) 読書のお供長く読むための読書クッション長編や作品集をゆっくり読む時間を、姿勢の面から支えます。 『西郷南洲遺訓』を読む時間そのものを整えたい人へ。Amazonで探す(広告)
Amazonのアソシエイトとして、ことばの栞は適格販売により収入を得ています。