VERIFIED SOURCES
11件の言葉と1件の出典
同じ人物の言葉でも、著作、演説、公式記録によって語られた状況は異なります。各記事で出典と場面を確かめられます。
1910はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る『一握の砂』1910東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる『一握の砂』1910頬につたふ
なみだのごはず
一握の砂を示しし人を忘れず『一握の砂』1910大海にむかひて一人
七八日
泣きなむとすと家を出でにき『一握の砂』1910砂山の砂に腹這ひ
初恋の
いたみを遠くおもひ出づる日『一握の砂』1910いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ『一握の砂』1910しっとりと
なみだを吸へる砂の玉
なみだは重きものにしあるかな『一握の砂』1910大という字を百あまり
砂に書き
死ぬことをやめて帰り来れり『一握の砂』1910たはむれに母を背負ひて
そのあまり軽きに泣きて
三歩あゆまず『一握の砂』1910こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ『一握の砂』1910こみ合へる電車の隅に
ちぢこまる
ゆふべゆふべの我のいとしさ『一握の砂』